【貴醸酒】飛鸞Rebornをレビュー

日本酒

 こんにちは。近衛です。
 最近気になっている日本酒はありますか。私は相変わらず飛鸞とあべ推しなのですが、今日は、飛鸞の貴醸酒『Reborn』について紹介します。

貴醸酒とは?そもそも日本酒?

 貴醸酒とは、日本酒造りの工程で、仕込み水の代わりに日本酒を使用して醸した日本酒です。
 初心者の私にとっては、分かりにくいですよね。簡単に解説します。日本酒の原材料は、米、米麹、水なのですが、貴醸酒は、米、米麴、水ときどき日本酒と思ってください。

 通常の日本酒造りと違い、アルコールにより酵母の活性が弱まり、糖分が残ります。ですから、貴醸酒はどれもデザートのように甘いのが特徴です。

貴醸酒の飲み方

 貴醸酒は、デザートとして飲むか、乾杯用に飲むかの2択だと思ってください。一般的に貴醸酒は料理とのペアリングに向きません。どうして合わせるとなると、カレーや、とろみのあるソースがかかった肉料理でしょうか。

 デザートで飲む場合は、冷やして飲むのをお勧めします。
 グラスに入れてからしばらく経つと、甘さが増してきます。貴醸酒の甘さは、どろっとした甘さですから、悪い言い方をすると甘ったるく感じてしまいます。

 乾杯で使う際は、氷とソーダを入れて、ウエルカムドリンクのような役割をもたせると良いでしょう。貴醸酒は、発酵開始の段階で約10%のアルコール度数があり、最終的には18~19%まで上がります。
 アルコール度数が高いので、日本酒の初心者の方は、ソーダで割ってもおいしく飲むことができます。

実飲!飛鸞『Reborn』を飲んでみる。

 それでは、実際に飲んでみます。

 まず、オシャレですね。スタイリッシュです。飛鸞のシリーズ全部に言えますが、本当にデザイン性が高いです。
 

 Rebornのスペックですが、酒米は平戸市の「にこまる」という飯米を使用。
 アルコール度数を14度まで落としています。
 生酛造りの貴醸酒です。公式で語っている情報によれば、酸味を出すのをこだわっているとのことです。

【6/13発売】七色に生まれ変わる「飛鸞 Reborn」|飛鸞醸造元(有)森酒造場

 注いでみました。

 色は仄かに黄色いですが、無色に近いです。香りは柑橘をイメージしていましたが、葡萄のような甘いどっしりした香りがします。
 初恋の香りというより、大人になってからのちょっとドロドロした恋というか。そういう香りのイメージがしました。

 少し揺らして空気に触れさせてからまた香りを嗅ぎます。するとやはり香りが開きました。米の香りも奥の方に感じました。

 口に含むと、葡萄のような甘さがします。やはりとろみがあるイメージです。飲み込んだ後も口に飴玉を入れているように甘味が残ります。はちみつのような香りもします。これは酸味なのでしょうか。鼻から息を吐くと、微かに燻したような香りもしました。にこまるの雑味が効いて立体的な味を構成しているというのはこういった味わいがあるからなのでしょう。

 実験的に湯を注ぎ香りの変化を確かめました。
 すると、葡萄のような香りが全部失われ、残るのは米の香りのみ。ただただ甘いお酒になりましたので、絶対に温度を上げないようにしましょう。

まとめ

 貴醸酒は、一般的には甘く、アルコール度数の高い日本酒です。大人の恋、蜜の味がします。
 一方で、飛鸞のRebornは、フレッシュさも備えており「初恋なんだけどメンヘラだった」という味がしました。

 皆様もぜひ貴醸酒を楽しんでください。

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